「エンディングノートの項目多過ぎて大変!」
実際にご覧になった方はお分かりいただけると思います。
エンディングノートとは
万が一の時に備えて、ご自身の情報や希望を書き留めておくノートとなります。
高齢の方だけでなく、40代50代の方でも作成されたりしています。
書店で販売されるのが一般的でしたが、最近では自治体で無料配布されたりもしています。
一昔前と比較して、身近な存在になりつつあります。
エンディングノートは挫折しがち、、?
関心を持たれることが多いエンディングノートですが、困ったことがあります。
「作成途中で挫折してしまう人がかなり多い」問題です。
考えられる理由はいくつかありますが、あえて一つに絞って説明いたします。
挫折する理由
エンディングノートを実際に開いてみると…。
・氏名
・生年月日
・住所
・本籍
・電話番号
・メールアドレス
・勤務先
・ニックネーム
・趣味
・特技
・好きなもの
・嫌いなもの
から始まり、
・葬儀のこと
・お墓のこと
・お金のこと
etc
ため息が出てきます。
「家族に迷惑をかけたくない」との一心で、多くの人は万全の準備をしたいと思ってしまいます。
結果的に、頑張り過ぎで疲れてしまい終了、という図式が完成してしまいます。
エンディングノートを挫折しないコツとは
「希望ではなく情報を残す」
先ずはこの一点を心掛けてください。
エンディングノートには、"情報"も"要望"も記すことが可能です。
欲張って、頑張って、両方を一斉に行おうとするから無理が生じます。
残されたご家族にとって何が大事か考えてみましょう。
彼らには諸々の事務手続きが待ち受けています。
情報が分からないと手続きが滞り、ご家族は途方に暮れてしまいます。
「自分にしか分からない情報を整理し、分かりやすく保管しておくこと」
これこそが最優先されるべき項目となります。
残された人にとって大事な情報は何かを考えながら、エンディングノートを眺めてみてください。
優先して記すべき項目が見えてくるはずです。
挫折しないための注意点
1)整理した情報の保管が済んだら、保管場所を信頼できる人に伝えておく
2)エンディングノートには(基本的に)法的効力がないことを理解しておく